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インタビュー

取締役事業部長 鴇田 和也 (ときた かずや) 2008年入社

株式会社やます社員インタビュー

Q.入社理由を教えてください。

大学で地理に関する勉強をしていたので、その知識を生かしたいと考え、観光や旅行会社などを中心に就職活動をしていました。さまざまな企業を訪問する中でも、「やます」はちょっと独特。社長や事業部長(現社長)に、「身近な感じなんだけどオーラがある」不思議な空気を感じました。上場企業を含む4社から内定をいただいたのですが、自分の直感を信じて当社を選択。また、会社が千葉を盛り上げることを目標としていて、「小さい規模の会社だからこそ、自分が頑張った分だけ千葉の発展に貢献できる」と思ったことも、当社に入社を決めた理由です。

Q.入社してから現在まで、どんな仕事を経験しましたか?

入社後は「新生 房の駅」に配属となり、新入社員として配属、接客や陳列、商品管理の基礎を学びました。翌年2月には「草刈 房の駅」で駅長を補佐するサブとして、販売戦略や人材育成指導、販促などのスキルを習得。入社3年目は「鎌ヶ谷房の駅」の新店舗立ち上げを経験、開店準備のノウハウや人材採用に関する学びがありました。ここでは房の駅単日過去最高売上を更新しています。入社5年目には「栗山房の駅」の駅長として、事業戦略の立案や店舗のイベント企画、業務管理を行いました。その後、事業部次長に就任。6年間で、房の駅路面店6店舗の管理運営、テナント店の管理運営、4店舗の新店開発、約20品の商品開発に携わりました。2021年9月には事業部長として、房の駅の小売・飲食・通販マネジメント。メニュー開発にも携わりました。現在は取締役事業部長として、グループ会社の小売事業の管理運営や経営分析を行っています。

Q.事業部長の仕事内容を教えてください。

私の仕事の基本は「集客するために何をするか」ということ。店舗でどんな企画イベントを行うのか、今月のチラシにはどの商品を載せるのか、飲食部門ではどんな新作をつくるかなど、トレンドや市場の傾向を見ながら販売戦略を立てています。あとは、「人」。自分の後継となるポジションの人財をつくることはもちろん、駅長になって輝く人材を若手のうちから育てていくことも私の仕事です。

Q. これまでの仕事の中で印象に残っているエピソードは?

「栗山房の駅」で初めて駅長になったとき、リーダーとして一人で頑張ってお店の売上を伸ばしていこうと意気込んでいたのですが、社員もパートさんも個性豊かなメンバーだったので、「この人たちの個性や魅力を生かしたらおもしろくなるんじゃないかな」と考えるようになりました。もともと「栗山房の駅」は、房の駅の中では一番売上が低い店舗だったのですが、どの商品をどの場所でどうやって売るかをみんなで考えて実行していくことで売上がアップ。房の駅全店で毎月商品を決めて売り込み対決をする取り組みでは、2年連続で「売り込みチャンピオン店舗」になりました。

株式会社やます社員インタビュー

Q.やりがいを感じるときは?

新入社員のころは、自分のアイデアでちょっとした企画を実行したときに、お客さまが喜んでいる姿を目の前で見られることにやりがいを感じていました。部下ができてくると、彼らが努力をして成長し、結果を出した瞬間がうれしかったですね。今は、経営者と一番近い位置で仕事ができていることに手応えとおもしろさを感じています。

Q.仕事で大変だったことはありますか?

仕事に夢中すぎて、大変だったことは覚えてないというか、辛かった思い出はないですね。確かに仕事は毎日大変です(笑)。日に日にやるべきことのレベルが上がっていくので。でも、「できないこと=のびしろ」と考えれば、毎日毎日成長ができるチャンスを与えられているということになります。また管理する店舗が増えていったとき、店舗に行ける回数や時間がどうしても少なくなってしまい、部下と顔を合わせてコミュニケーションをとる時間が減っていったときは、大変というか寂しかったですね。ただ、メールやタスク管理で指示を出す中で部下が問題意識を持ち、自ら行動していく部下を見ていると、こちらの方が勇気をもらえます。部下に成長させてもらっているという感覚が大きいです。

Q.鴇田さんならではの教育方針はありますか?

私のやり方は、座学ではなくて、何かの仕事のミッションに一緒に取り組んで自分自身の仕事のやり方とかプロセスとかアイデアの出し方とかを見せていくイメージです。これは私の店舗時代の経験からきています。私は上司に恵まれているなと思っていて、例えば「草刈房の駅」のときの駅長は、野菜を並べたりとか、そういった泥臭い仕事を私たちと同じようにやってくれていたので、その人の仕事を見てアプローチの仕方を覚えました。また、そういう上司だからこそ、「もっとこうした方がいいよ」というアドバイスをいただいたときも、ものすごく納得感がありましたね。今は社長が上司にあたりますが、経営の仕方や物事の考え方など、とても学びが多いです。これを後輩に還元していくことが私の使命だと思っています。

Q.職場の雰囲気について教えてください。

エネルギーに満ちあふれた雰囲気です。楽しむときはトコトン楽しみ、考えるときはみんなで頭を悩ませ、喜ぶときもみんなで分かち合う。自分自身を無理につくる必要がなく、自然体で仕事ができます。店舗時代も、ちょっと体調が悪いときや、リズムが悪い日でも「房の駅」に行くとすっかり元気になっているという経験が何度もありました。当社には一生懸命やる人を応援する環境があります。だから本当にみんな一生懸命。売り込みチャンピオンもノルマみたいなやらされ感はなく、みんなで「やるぞー」と気合いを入れて取り組んだので、楽しかったですね。プチ体育会系みたいな感じです(笑)。だからこそ優勝したときの喜びもひとしおでした。

株式会社やます社員インタビュー

Q.「やます」で働くメリットは何だと思いますか?

一生懸命をサポートする体制は万全なので、当社のビジョンに共感し、向上心がある方なら、仕事面でも人間的にも大きく成長できます。自分自身も入社当時と今では別人と言い切れるぐらい成長を実感しています。逆に給与や勤務地など条件優先で当社を選んだ場合は、既存スタッフと想いの熱量の差が大きいのではないでしょうか。

Q.夢や目標はありますか?

夢は千葉を世界一の観光地にすることです。私は以前に採用を担当していた時期があり、合同説明会の会場で「千葉を世界一の観光地に」というのぼりをブースに出していたら他社の人事担当が「無理無理(笑)」と会話しながら前を通り過ぎて行ったことがありました。でも、自分は実現できる予感を感じています。今は「食」が中心の事業展開ですが、「千葉を世界一の観光地に」するためのアプローチはいろいろ。例えば味噌づくりとか農業体験とか料理教室とか、さまざまなことを体感できる空間をつくれたらおもしろいなと考えているところです。この夢は世界中どこを探しても、弊社じゃなければ叶えられない夢なので、ワクワクしながら夢の実現に向けて取り組んでいます。

Q.就活中の学生へメッセージをお願いします。

自分自身入社当時は特別な能力があったわけでもなく、同期に比べると地味な存在でした。ただ配属先の上司は全員が全員、魅力的な先輩ばかりで自分が頑張ったというよりは、素晴らしい環境に巡りあい続けているという、運の良さをただただ感じています。自分がやりたいことにこだわることも大切かもしれませんが、どんな環境でも仕事に「夢中」になれることは、幸せな人生のための大きなカギになると思います。また、私は内定をもらった企業の中で規模は一番小さかったけどフィーリングで当社を選びました。だからこそ、今のこの人生がある。ビビッとくる直感的な部分をもっと信じてもいいんじゃないかなと思いますね。友だちをつくるときと同じです。「こいつといると楽しい」。それだけでいいじゃないですか。当社にきたときに、職場の空気感みたいなものが自分に合うかどうか、肌で感じてみてください。

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